■「なまこ」はどうのように育つか
「なまこ」はウニやヒトデの仲間なので卵からうまれてきます。
卵からうまれたばかりのときは、自分では移動できずにプランクトンのように波に漂っています。
10日くらいするとアウリクラリア幼生→ドリオラリア幼生に変化します、
そのころからだんだん海の底で生活に移っていきます。
次にペンタクチュラ幼生に変化します。うまれてから3週間くらいで0.3mmくらいの稚なまこに育ちます。
1年間で5〜6cm、2年目で13cmくらいに大きくなります。
生きるために必要なえさは海底の砂中などにある小さいカニ、エビ、魚の卵、プランクトンなどを食べてそだちます。
■「なまこ」の栄養
「なまこ」にはとても体に良い栄養がふくまれおり漢方薬でおなじみの朝鮮人参くらいに体に良いです。
<カルシウム>
骨や歯を作るために大切なミネラルです。女性ですとカルシウム不足になりますと骨粗鬆症の原因にもなります。
あとはイライラの元でもあります。マグネシウムと一緒に取ると効果的です。
<マグネシウム>
酵素への働きかけに関係するので、不足すると体の中で化学反応がうまくいかなくなり、
疲れやい、吐き気がする、などの症状があらわれます。成人病の予防にも良いでしょう。
<亜鉛>
200以上の酵素の代謝に大切なもので、亜鉛が足りなくなると免疫が下がり、
カゼなどにかかりやすくなり味覚が衰えてしまったりします。
<ビタミンB1>
神経や筋肉の働きを安定させるために必要なビタミンで、
糖分の分解を早めることによってエネルギーを作り、精神と筋肉を安定した働きを促します。
不足すると疲れやすくなります。
<ビタミンE>
活性酸素の細胞への攻撃を防ぎます、過酸化脂質の増えをおさえ、血液の流れの良くします。
<コラーゲン>
たんぱく質の一種で、摂取することによって新陳代謝がよくなり、
古い細胞などの排除が早いので、お肌の張りが出るといわれています。
■「なまこ」料理
「なまこの酢の物」
【材料】(4人分)
なまこ 3個
塩 適量
【合わせ酢】
砂糖 大さじ1/2
酢 大さじ3
だし 大さじ3
塩 小さじ1/4
しょう油 少々
わかめ お好みで
キュウリ 1/2本
【作り方】
なまこの端を両方切り落とし、腹(白っぽい側)を切り内臓をとりだします、
きれいに汚れを拭いてから薄く切りわけます。
なまこをボールにいれて塩をかけ、ふたをしてふって身をしめます。塩は水で洗い流します。
酢は材料を合わせ、なまこを入れます。
わかめは食べやすいように切り、キュウリは薄く輪切りにします。器に盛ってできあがりです。
日本では酢の物が一般的ですが、変わったもので「なまこ」の卵巣の塩辛「このこ」
内臓の塩辛「このわた」などもあります。
中国では乾燥した「なまこ」(海参)を使ったしょう油煮などもあります。
■「なまこ」を使った変わった物
海外では「なまこ」を使ったいろんな物があります。
なまこ石鹸……肌の乾燥や痒み
なまこクリーム……ニキビ、湿疹、手あれ
なまこオイル……裂傷、火傷、アトピー性皮膚炎
なまこローション……乾燥肌、痒み
なまこバーム……虫さされ、関節痛(タイガーバームのお友達?)
「なまこ」壁
最初に聞いたとき、「なまこ」を練りこんだ壁?と思いましたが、実は間違っていました。
なまこ壁とは、土蔵など塀に良く使われるもので、古い蔵なんかに良く見るひし形の壁です。
平瓦を唐閧サのつなぎ目の部分は漆喰(しっくい)で固められ、
その形が「なまこ」の姿に似ていたのでなまこ壁と名づけられたそうで、
防水、防火にもとても効果的だったようです。
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